エウレカが目指す“モダンな情シス”とは?

皆さん、はじめまして。エウレカで情報システム全般のプロダクトオーナーと社内のAgileコーチを担当している梶原です。eureka Advent Calendar 2016 10日目の記事です。 9日目は、山内さんのSVG+CSSでWebサイトをリッチにしてみませんか? | eureka tech blogでした。 

はじめに

このエントリーでは、私が考えているモダンな情シスと、エウレカの社内環境についてご紹介します。

自己紹介

まず、簡単な自己紹介を。 

私の経歴は

  • ネットワークエンジニア
  • 開発プロセス、生産性を向上させるツールなどのプロダクトオーナー
  • 某美容系マッチングサイトの開発責任者
  • 情シスの責任者

現在のエウレカで4社目です。

2社目からDevOpsや開発生産性を向上させるツールの選定・導入やプロセス改善などをしていました。更にスコープを広げて全社的な生産性を改善させるようなことにコミットできたら、より良い価値を提供できるのではないかと感じ、また、Webサービス開発で培ったメソッド、考え方を使ってモダンな社内情報システムをディレクションしたら面白いことができるんじゃないかと考え、転職を決意しました。
 

その他、業界への貢献という面で、Atlassian社のユーザグループ代表を務めています。Atlassianの事例に限らず、DevOps、ソフトウェア開発、チームビルディングなどのテーマでアウトプットできる場として、毎月1回何かしらの活動を実施しています。
Atlassianユーザグループについては、こちらをご覧ください。

モダンな情報システム部の姿とは

私は以下のように定義しています。

  • コンプライアンスドリブンではなく、エンドユーザードリブンの組織に
  • OSSのようにプロジェクトを運営する
  • オープンなコミュニケーション

それぞれ、解説します。

コンプライアンスドリブンではなく、エンドユーザードリブンでのサービス提供をする

伝統的な情報システム部門は「コンプライアンスドリブン(駆動)」で仕事をしていました。私はずっとこの考え方、姿勢に疑問を持っていました。 私が考える情報システム部門の役割は、エンドユーザーにとって最も生産性の高いプロセスやツールをデリバリーする事だと考えています。そのために、最新テクノロジーの活用が求められます。エンドユーザーの満足度を高め、サービス品質の高さを維持し、ビジネスのアジリティ(敏捷性)を加速させる存在にならなければならないと考えています。決してビジネスのイノベーションの邪魔な存在やボトルネックになってはいけない。
 
Webサービスの現場では、エンドユーザーのUXを最大化するために、ユーザーの声に耳を傾け、Metricsを分析しサービス改善を毎日のように実施しています。私たちも同じようなマインドを持って活動すべきなのではないでしょうか。Webサービスを開発するようなメソッド、スキーム、考え方で、社内情報システムをディレクションし、継続的に社内の”ユーザー”である社員に価値を届けられる存在になりたいと思っています。

OSSのようにプロジェクトを運営する

「情報を閉じ込めてはいけない」という言葉をポリシーに、可能な限りすべてを共有しあうのが私の考える情報システム部門の姿勢です。Transparency(透明性)を常に意識し、システムの管理方針、プロジェクトの進め方、現在のタスクを公開しています。社員は常に情報システム部門が「今、何に取り組んでいて」、「次に取り組むプロジェクトは何か」を見ることができます。
 
OSSの世界では、利用者からのフィードバックや利用者のプルリクなどでプロダクトの改善に参加することができます。利用者が利用者の意思をプロダクトに反映することができます。情報システム部門もそうした、当たり前の精神を大事にしたい。エンドユーザーの皆さんからのフィードバックを元に、より良いプロダクトを提供できる情報システム部門でありたいと考えています。

オープンなコミュニケーションを実践する

情報システム部門の難しいところは、小さく始めて効果を測定し、改善するプロセスを回すのが難しいケースがあります。新しいツールの導入など、大きく変わることが多いですよね。新しいツールを導入し、そのツールで期待どおりの効果が得られなかったり、使い方が悪ければ、エンドユーザーである社員のUXを大きく損ない生産性を毀損することもありえるわけです。
 
もちろん、効果やツールの利用法などは試験的に利用して、事前にシュミレートするものの、全社に適用して初めて見えてくる課題などもあります。そういった情報が企業間でシェアされることはこれまでにあまりなく、各社同じようなことを検討していることが多くありました。
 
一方、Webサービスを開発しているエンジニアは、会社という枠組みを超えた、技術的なコミュニティが非常に多い。 Webの世界がそうであるように、「情報は共有するのが当たり前」な世界を作っていきたいと考えています。
 
そもそも、技術的なノウハウって、いつか他の誰かも同じようなことをするものです。ですので、技術自体に秘匿性はないので、率先してアウトプットしていくことを広げていきたい。
いつか私たちが発信したその情報を見た誰かの助けになって、その人が所属する企業の価値の向上にわずかでも貢献できたらいい。業界全体で、世界のどこかで、世の中がちょっとでも良くなる手助けをしたいです。
 
そして、こういったマインドを持った会社を増やすことを目的に、Webサービス企業の情報システム部門の方々を集めて「モダンな情報システム(仮)」というミートアップを開催する予定です。

どんな未来を描いているのか

ツール間のIntegrationを推進して、あらゆる業務は自動化されている

例えば、私はChatOpsを開発チーム内だけのスキームとせず、バックオフィス業務でも利用するのが当たり前であると考えています。
 
バックオフィス業務の多くはルーティングワークが多く、また人為的なミスが発生しやすい環境です。そのため、多くの業務を自動化することで、より早いスピードと高いクオリティを保ちながらルーティングワークを消化し、クリエィティブな業務にフォーカスできる環境を作っていくことが求められています。

ひとつの要求で処理を完結できるようなシステムを作る

これもインテグレーションの世界ではありますが、ひとつの要求で業務を最後まで回すことができるようにしていきたいと考えています。どういうことかと言うと、社内業務は多くのシステム、ツールを組み合わせて使っていますよね?
 
例えば、何かの備品を購入する際に旧来のやり方では、

  • チャットツールやメールを使って、コミュニケーションして方向性に合意をとり
  • ワークフローシステムを使って、予算執行の許可を取り
  • 会計システムを使って、お金の記録を取ります。

ツールとツールの間の情報の受け渡しは、人手を使ってのコピペなはずです。申請者の名前は最低3回はコピペしていることでしょう。
 
それを、以下のように変えたいと考えています。

  • 申請者がシステム上で要求を出し、依頼チケットが発行される
  • 予算管理者がそのチケット上で承認する
  • 承認されたら、Webhockなどを利用してAPI経由で会計システムにその情報がポストされる

そういった思想で、より早く、より簡単に自動でプロセスが流れていく環境を作りたい。 
究極はChatOpsで全てを回していきたいですよね。(ボタンをポチっとなってすれば、社内ツールの全てにアカウントが作られ必要な権限設定されているとか幸せだよね。)

最後に

人が集まっただけでは、チームにはなれない チームが円滑に回るようにコミュニケーションが促進されて、プロセスや環境を整える仕事にやりがいとプライドを持っています。
 
また、エウレカの情報システム部門は、社員の生産性を向上させるために、活用できるものは何でも活用するという考えを持っていて、必要であれば新しいツール/製品の導入や選定、運用方針、ルール決定などにも取り組み、社内環境全体をモダンな環境にするべくディレクションする役割を果たしています。
 

そんなエウレカの情報システム部門では、一緒に働いていただける方を絶賛募集中です。ジョブディスクリプションはこちらからご確認ください!皆様のエントリーをお待ちしております!

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